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制度・基礎知識

英検は2級で足りる?準1級まで狙うべきか|級別の使い道と判断基準

英検を受けるべきなのは分かった。では、何級まで狙うべきか。2級で十分な大学もあれば、準1級レベルを求める学部もあり、答えは志望校によって変わります。そして準1級への挑戦は、他の準備時間との大きなトレードオフです。この記事では、級別の使い道と、準1級に挑むかどうかの判断基準、受験機会を増やす実務を解説します。

この記事の要点
  • 2級は多くの大学で使える実用ライン。準1級レベルは難関大の国際・外国語系などで求められることがある
  • 級だけでなくCSEスコアの基準を設ける大学もある。志望校の要項で、級とスコアの両方を確認
  • 準1級への挑戦は時間の投資。志望校が求めていないなら、その時間は書類と評定に回す

級別の使い道。まず現在地と要求水準を知る

外部検定の制度上の扱い(出願条件・加点・参考)は外部検定の記事で書いた通りです。この記事では、級の戦略に絞ります。おおまかな目安として、次のように考えてください。

使い道の傾向
2級多くの私立大学の総合型・学校推薦型で、出願条件や評価材料として広く通用する実用ライン。まず確保したい級
準1級難関私大の国際系・外国語系学部などで、出願条件や大きな優遇の基準になることがある。該当する志望校なら挑戦の価値が大きい
準2級以下出願条件としての使い道は限られるが、学習の通過点として。2級への足場に
大学によっては、級の合格だけでなくCSEスコア(英検の技能別スコア)の基準を設けている場合があります。同じ2級合格でも、スコアによって使える・使えないが分かれることがあるので、志望校の要項では、級とスコアの両方の記載を確認してください。

準1級に挑むかどうかの、判断基準

準1級は、2級から語彙・読解の水準が大きく上がる級です。挑戦には相応の学習時間が要ります。判断基準はシンプルに、次の2つです。

1
志望校が、準1級を要求・優遇しているか
要項に明記があるなら、挑戦の価値は明確です。逆に、志望校の要求が2級までなら、準1級の学習時間は、書類・評定・小論文に回す方が合格には近い。検定は、志望校の要求水準から逆算する道具であって、高ければ高いほど良いコレクションではありません(資格の記事と同じ原則です)。
2
期限までに、間に合うか
外部検定の記事で書いた通り、出願で使える最終回は実質、高3の第1回(5〜6月)です。現在地(直近の受験結果やスコア)から逆算して、そこまでに届く見込みがあるか。届かない賭けに時間を注ぐより、2級のスコアを固める方が堅実な場合もあります。
指導現場の視点
準1級を目指すか迷う生徒に伝えているのは、検定学習の副産物まで含めて判断しよう、ということです。準1級の学習は、語彙と読解の底上げを通じて、一般選抜の英語にも、国際系の小論文(英語資料型)にも効きます。つまり志望校が国際系で、一般選抜との併願も視野にあるなら、準1級の学習は複数の的に当たる投資になる。逆に、志望が英語と関係の薄い分野で、総合型に絞るなら、優先度は下がる。かけた時間がどこに波及するかで、同じ挑戦の価値は変わります。

受験機会を増やす。S-CBTという実務

従来型の英検(年3回)に加えて、英検S-CBT(コンピュータ受験)を使うと、受験機会を増やせます。原則毎週のように実施されており、同一検定期間内での受験回数のルールはありますが、従来型と組み合わせることで、実質的なチャンスを増やせる仕組みです。高3の春に初めて受けて一発勝負、という綱渡りを避けるためにも、高2のうちから受験計画に組み込んでおくと余裕が生まれます。実施形態やルールは変わり得るので、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。

指導現場の視点
英検のスコア証明の実務も一つ。出願時にはスコア証明書の原本提出やデジタル照合など、大学指定の証明方法があります。合格して満足して、証明書の発行手続きを出願直前に慌てる、というのは毎年ある話です。合格・スコア取得の時点で、証明書の扱い(再発行の可否・日数)を確認しておくと、出願期(Web出願の記事)に慌てません。

まとめ

まず2級を固め、準1級は志望校の要求と期限からの逆算で判断する。S-CBTで機会を増やし、証明書の実務まで確認する。制度上の扱いは外部検定の記事、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

将来のありたい姿から逆算する独自メソッド「ライフ・ナビゲーション」を軸に、志望理由書から面接まで一貫して伴走しています。

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