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面接対策

圧迫気味の質問・想定外の質問への対応|面接で崩されないための技術

本当にそれ、あなたが考えたの? その程度の活動で、この学部でやっていけると思う? 面接でこうした厳しい質問を受けたら、どうするか。まず知ってほしいのは、大学入試の面接で人格を攻撃する意図の圧迫面接は、まず行われないということです。厳しく感じる質問には、別の意図があります。この記事では、その意図の読み方と、崩されないための対応を解説します。

この記事の要点
  • 厳しい質問の多くは、圧迫ではなく、ストレス下での思考と、主張の根拠の確認
  • 反論された時の正解は、防御でも全面降伏でもなく、一度受け止めてから自分の考えを返すこと
  • 想定外の質問は、正しい答えではなく、誠実な考え方の披露で乗り切る

厳しい質問の、3つの意図

意地悪に聞こえる質問の裏には、たいてい次のどれかの意図があります。

質問の例本当の意図
その考えには、こういう反論もあるけど?反対意見に触れたとき、思考を続けられるか。感情的にならずに議論できるか(法・政治系の記事で書いた複眼の確認)
それ、本当にあなたの言葉?書類の内容が本人のものかの確認。具体で答えられれば、むしろ信頼が上がる場面
うちじゃなくても学べるのでは?志望の深さの最終確認。その大学でなければならない理由(リサーチ)の出番

共通しているのは、どれも落とすための質問ではなく、確かめるための質問だということです。厳しい質問が来た、ということは、面接官があなたの答えに、確かめる価値を感じている、ということでもあります。

反論・追及への対応。受け止めてから、返す

1
まず、一度受け止める
確かに、そういう見方もあると思います。この一言が、感情的な防御と、思考の継続を分けます。受け止めは、降伏ではありません。相手の指摘を理解した、という合図です。
2
その上で、自分の考えを返す
その上で、私が△△と考えるのは、◯◯という経験(理由)があるからです。主張を繰り返すのではなく、根拠を一段深く出す。反論への応答は、最初の答えより一段具体的になっているのが理想です。
3
考えが変わったなら、変わったと言っていい
ご指摘を受けて、確かに◯◯の視点が抜けていたと思います。その場で考えを更新できることは、頑固に主張を守ることより高く評価されます。一貫性とは、結論を変えないことではなく、考え方が誠実であることです。
指導現場の視点
模擬面接でわざと反論をぶつける練習をすると、生徒の反応は3タイプに分かれます。黙る、ムキになる、そして、面白がる。目指すのは3つ目です。反論は、自分の考えを深めてくれる無料の壁打ち。この構えは性格ではなく、練習で作れます。方法は簡単で、自分の志望理由への反論を、事前に自分で10個書き出しておくこと。自分で考えた反論は、本番で他人から来ても、初対面ではありません。想定済みの反論は、圧迫ではなく、待っていた質問になります。

想定外の質問への対応手順

完全に予想していなかった質問(あなたを動物に例えると?、最近読んだ本の弱点は?など)が来たときの手順です。

  • 時間をもらう 少し考えさせてください、は正当な権利です(緊張対策の記事)。沈黙の3秒は、慌てた即答より良い印象を残します
  • 質問の意図を考える(または聞く) 変化球の質問も、たいていは人柄・自己認識・思考力のどれかを見ています。意図が本当に分からなければ、◯◯という理解でお答えしてよいですか、と確認するのも誠実な対応です
  • 3つの軸に接続する 面接の記事で作った原体験・問題意識・将来像の軸のどれかに引きつけて答える。軸を持つ人にとって、完全な想定外は、実はほとんど存在しません
  • 正解を狙わない 変化球に模範解答はありません。求められているのは、初見の問いに、自分の頭で誠実に向き合う姿です
指導現場の視点
最後に、万一の話を。ごく稀に、本当に高圧的な態度の面接に遭遇したという話を聞くことがあります。もしそうなっても、あなたがすることは変わりません。受け止めて、根拠を添えて、丁寧に返す。相手の態度は相手の問題で、あなたの振る舞いはあなたの成果です。そして面接を終えたら、その大学の印象も含めて、進学先を選ぶ材料にすればいい。面接は、大学があなたを見る場であると同時に、あなたが大学を見る場でもあるのですから。

まとめ

厳しい質問は、確かめるための質問。受け止めてから根拠で返し、考えの更新を恐れず、変化球は軸に接続する。事前にできる最良の準備は、自分への反論を自分で10個書くこと。面接準備の全体は面接の記事、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

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