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小論文対策

小論文の原稿用紙の使い方と作法|減点されない表記ルールのすべて

小論文の評価の中心は内容ですが、原稿用紙の使い方の誤りは、内容を読む前の印象を確実に下げます。しかも表記ルールは、一度覚えれば二度と失点しない、最も費用対効果の高い対策です。この記事では、書き出しから訂正の作法まで、試験本番で迷いがちなポイントを一覧にします。直前の見直し用にも使ってください。

この記事の要点
  • 表記ルールは、覚えれば失点ゼロにできる唯一の領域。本番前に一度総点検する
  • 迷いやすいのは、行頭の句読点(禁則)、数字・英字の書き方、かぎかっこの使い方
  • 訂正は、消せる状況なら消して書き直す。時間がなければ二重線で、乱雑にしない

基本の型。書き出しと段落

  • 書き出しと段落の頭は1マス空ける 新しい段落を始めるたびに、行頭を1マス空けます
  • タイトル・氏名の扱いは指示に従う 試験によって、タイトル不要(本文からでよい)、氏名は別欄、など形式が違います。問題用紙の指示が最優先です
  • 段落の数の目安 800字なら3〜4段落。小論文の記事で書いた序論・本論・結論の構成が、そのまま段落になります。改行なしの一枚岩も、数行ごとの細切れも、読みにくさで損をします

迷いやすいルール一覧

項目ルール
句読点(、。)1マスに1つ。行頭には置かない(禁則)。行末のマスに文字と一緒に入れるか、行末マスの外(欄外)に打つ
かぎかっこ「」それぞれ1マス。閉じかっこと句点が続く場合は同じマスに入れる形が一般的。会話や引用、強調したい語に使い、多用しない
数字縦書きは漢数字が原則。横書きは算用数字でよく、2桁の数字は1マスに2字入れる書き方が一般的(例:25で1マス)
アルファベット大文字は1マス1字、小文字は1マス2字が目安。安易なカタカナ語・英語の多用より、日本語で書けるものは日本語で
記号!?…などの記号は、小論文では原則使わない。感嘆や余韻は、記号ではなく論理で伝える
促音・拗音(っ、ゃ等)1マスに1字。行頭に来ても構わない
細部の運用(禁則処理の方式など)には流儀の揺れがあります。ここに挙げたのは広く通用する形ですが、志望校の過去問に解答用紙の見本や注意書きがあれば、そちらが最優先です。

文体の作法

  • だ・である調で統一 小論文は常体(だ・である)が基本。です・ます調との混在は、内容以前の減点要因です
  • 話し言葉を書かない やっぱり→やはり、〜とか→〜など、なので(文頭)→したがって。書き言葉への変換は、練習の添削で癖を潰しておきます
  • 一人称は「私」 僕・自分は使わない。私は、で統一します
  • 省略語を使わない スマホ→スマートフォン、部活→部活動。初出は正式名称で

訂正の作法と、時間切れへの備え

本番で書き損じたら。消しゴムで消して書き直すのが原則ですが、大きく消す時間がない場合は、二重線で消して、上の余白に正しい字を書く方法が一般的に許容されています。避けたいのは、ぐしゃぐしゃの塗りつぶしと、行間への無理な挿入の乱発。答案の見た目の乱れは、思考の乱れとして映ります。

そもそも大規模な書き直しが発生する原因は、構成を決めずに書き始めることです。時間配分の記事で書いた通り、構成メモが完成するまで本文を書かない。これが、最大の訂正対策です。

指導現場の視点
添削していると、表記の誤りには人ごとの癖があります。行頭に句読点を置く人、です・ますが混ざる人、話し言葉が出る人。癖は自分では見えないので、練習の答案を1本、表記だけを目的に添削してもらってください。自分の癖リストが3つ程度に絞れたら、本番の見直し(最後の5分)では、そのリストだけを確認すればいい。全項目を見直す時間はなくても、自分の癖3つなら確実に潰せます。
指導現場の視点
表記ルールを気にしすぎて、書く手が止まる人へ。優先順位を間違えないでください。評価の本体は、あくまで問いへの答えと論理です(小論文の記事)。表記は、その本体を邪魔しないための身だしなみ。面接の服装と同じで、完璧を目指す場所ではなく、減点と動揺を消す場所です。ルールは練習期に体に入れて、本番では内容に全集中する。それが正しい配分です。

まとめ

表記ルールは、一度の総点検で失点ゼロにできる領域です。禁則・数字・文体を押さえ、自分の癖リストを作り、本番の見直しはそのリストだけ。内容面の対策は小論文の書き方の記事テーマの記事、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

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