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面接対策

面接での短所・弱みの答え方|正直さと戦略は両立する

あなたの短所(弱み)は何ですか。面接の定番でありながら、対策が浅くなりがちな質問です。バカ正直に致命的な弱点を晒すのも、短所は特にありませんと逃げるのも、長所に見せかけた偽装短所でかわすのも、全部うまくいきません。この記事では、この質問の意図と、正直さと戦略を両立させる答え方を解説します。

この記事の要点
  • 短所の質問で見られているのは、短所そのものではなく、自己認識の正確さと向き合う姿勢
  • 答えの型は、短所の明示+具体的な場面+自分なりの対処、の3点セット
  • 短所はありません、と、頑張りすぎてしまうことです、は二大NG回答

この質問の意図。短所を聞いて、何を見ているのか

面接官は、あなたの欠点リストを作りたいわけではありません。見ているのは2つです。第一に、自己認識の正確さ。自分を客観視できる人は、大学での学びでも、他者からのフィードバックを成長に変えられます。第二に、弱さへの向き合い方。短所を隠す人か、認めて対処する人か。この2つは、アドミッションポリシーの常連である、主体的に学び続ける力の裏面です(ポリシーの記事)。

つまりこの質問は、減点を狙った罠ではなく、あなたの成熟度を見せられる加点の機会です。準備すれば、確実に答えられる質問でもあります。

二大NG回答と、その理由

NG回答面接官からの見え方
NG短所は特にありません自己分析をしていないか、隠している。どちらにしても、自己認識の質問に答えられていない
NG頑張りすぎてしまうことです(偽装短所)長所の言い換えで質問をかわす型は、面接官が最も見慣れた回答。誠実さへの疑問だけが残る
NG時間にルーズで、約束もよく破ります(無対処の告白)正直だが、向き合う姿勢が見えない。自己認識の先の、対処への意思が語られていない

答えの型。短所+場面+対処の3点セット

1
短所を、一言で明示する
私の短所は、心配性で行動が遅くなることです。ごまかさず、言い切る。この率直さ自体が、第一の得点です。
2
具体的な場面を、一つ添える
文化祭の企画で、失敗を恐れて準備を練りすぎ、告知の開始が遅れたことがあります。場面の具体は、自己認識が本物である証拠になります(自己PRの記事と同じ、具体が信頼を作る構造です)。
3
自分なりの対処を語る
それ以来、完成度7割で一度人に見せて意見をもらう、と決めています。克服しました、と言い切る必要はありません。付き合い方を見つけている途中、という語りの方が、18歳としてむしろ誠実で、信頼されます。
指導現場の視点
短所選びの基準を聞かれたら、2つ答えています。第一に、事実であること。作った短所は、深掘り(その短所で最近困った場面は?)で必ず崩れます。第二に、志望との致命的な矛盾を避けること。医療系志望で、責任感がない、はさすがに選ばない。ただし、この配慮を偽装の言い訳にしないでください。誰にでも短所は複数あります。その中から、事実であり、かつ対処を語れるものを選ぶ。それは嘘ではなく、編集です。面接は自己開示の場ですが、開示する面を選ぶ権利は、あなたにあります。

深掘りへの備えと、長所との一貫性

短所を答えた後の深掘りは、だいたい2方向です。その短所で困った他の場面は?(事実確認)、その対処はうまくいっていますか?(向き合いの継続性)。3点セットを事実で作ってあれば、どちらも怖くありません。

もう一つ、見落とされがちな注意が、長所との整合です。長所は思い切りの良さ、短所は心配性、と答えると、人物像が割れます。実際には、長所と短所は同じ性質の裏表であることが多い(慎重さ⇔遅さ、行動力⇔軽率さ)。裏表の関係にある長所と短所のペアで準備しておくと、人物像が一貫し、どの角度から聞かれても同じ自分で答えられます(面接の記事の軸の考え方です)。

指導現場の視点
面接練習で短所の質問に詰まる生徒は、実は自己分析が浅いのではなく、短所を口にする恐怖が大きいだけ、ということがよくあります。伝えたいのは、面接官は全員、短所だらけの大人だ、ということです。彼らは、欠点のない18歳を探しているのではなく、自分の凸凹を把握して、それと付き合いながら成長していける18歳を探しています。あなたの短所は、あなたの資格を奪いません。短所への向き合い方だけが、評価の対象です。

まとめ

短所の質問は、自己認識と向き合い方を見せる加点の機会です。短所+場面+対処の3点セットを、事実で、長所と裏表のペアで準備する。面接全体の設計は面接の記事、緊張への備えは緊張対策の記事、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

将来のありたい姿から逆算する独自メソッド「ライフ・ナビゲーション」を軸に、志望理由書から面接まで一貫して伴走しています。

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