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評定平均の計算方法といつからいつまでの成績か|今すぐ自分で計算できる

評定平均という言葉は知っていても、自分の評定平均を実際に計算したことのある高校生は、意外と少数派です。どの期間の、どの科目が対象で、どう計算するのか。この記事で手順を押さえれば、今日、自分の現在地を数字で知ることができます。あわせて、学習成績概評との関係と、学年別に今からできることも整理します。

この記事の要点
  • 評定平均は、高1から高3の1学期(前期)までの全科目の評定合計 ÷ 科目数。小数点第2位を四捨五入
  • 全科目が対象。受験に使わない科目も、副教科も、すべて同じ重みで入る
  • 高3の1学期は試験回数が少なく、1回の失敗の影響が大きい。最後まで気を抜けない

計算方法。3分でできる

評定平均(調査書では学習成績の状況と呼ばれます)の計算は、シンプルです。

1
対象期間の成績を集める
高校1年の1学期から、高校3年の1学期(2期制の学校は前期)まで。通知表の5段階の評定が材料です。
2
全科目の評定を合計する
国数英だけではありません。体育も芸術も家庭科も、履修した全科目です。
3
科目数で割り、小数点第2位を四捨五入
たとえば評定の合計が112で科目数が30なら、112 ÷ 30 = 3.73... → 評定平均3.7です。
正確な数値は高校が作成する調査書で決まります。学年ごとの科目数の扱いなど、細部は学校によって運用が異なる場合があるので、正式な数字は進路指導の先生に確認してください。ここでの自己計算は、現在地を知るための概算と考えてください。

いつからいつまでの成績が入るのか

対象は高1の最初から高3の1学期までです。この期間設定には、2つの重要な意味があります。

第一に、高1の成績は最後まで消えないということ。高3でどれだけ挽回しても、高1の評定は同じ重みで計算に残り続けます。これが、高1・高2の準備の記事で評定を最優先に置いた理由です。

第二に、高3の1学期は試験の回数が少ないということ。1・2年次は年間に複数回の定期試験があり、1回の失敗をどこかで取り返せます。しかし3年の1学期は中間・期末の2回程度しかなく、1回の失敗が評定に与える影響が相対的に大きくなります。受験勉強と定期テストの両立が苦しい時期ですが、評定を使う入試を考えているなら、高3の1学期の定期テストは最優先事項です。

高1〜高3の1学期
評定平均の対象期間
全科目
主要教科だけでなく副教科も同じ重み
5段階
評定の尺度。平均は小数第1位まで
指導現場の視点
意外な盲点が、全科目が同じ重みという点です。文系志望だから数学は捨てる、受験で使わない科目は流す、という戦略は、一般選抜だけを考えるなら成立しても、評定平均の世界では自分の首を絞めます。逆に言えば、副教科は授業態度と提出物で評定を確保しやすい科目でもあります。全科目を同じ土俵で見る癖をつけるだけで、評定平均の伸び方は変わります。

学習成績概評(A〜E)との関係

調査書には、評定平均をもとにした学習成績概評という区分も記載されます。出願条件でこの記号が使われる大学もあるので、対応を知っておいてください。

概評評定平均
A4.3以上(この中でも特に優秀な場合、Ⓐと表記されることがあります)
B3.5以上4.3未満
C2.7以上3.5未満
D1.9以上2.7未満
E1.9未満

計算してみた結果を、どう受け止めるか

自分の評定平均が出たら、志望候補の出願条件と照らし合わせます。ここからの動き方は学年で変わります。

高1・高2の場合。数字はまだ動きます。基準に届いていないなら、どの科目で落としているかを特定して、次の定期テストから立て直す。時間という最大の資産があるうちに、現在地を知れたことがすでに前進です。

高3の場合。1学期を残して届きそうなら、そこに全力を注ぐ。すでに成績がほぼ確定していて基準に届かないなら、その大学の別方式や、評定基準のない大学に視野を切り替える方が建設的です。評定に不安がある場合の考え方は別の記事で詳しく書いています。学校推薦型選抜も視野に入れている場合は、評定の重みがさらに増すので、制度の違いの記事もあわせて確認してください。

指導現場の視点
評定の相談で毎回伝えているのは、計算を先延ばしにしないでください、ということです。怖くて計算していない、という生徒は少なくありません。でも、数字を知らないまま過ごした半年と、数字を知って対策した半年では、結果がまったく違います。評定平均は、知った日からしか改善が始まりません。この記事を閉じたら、通知表を出してきて、電卓を叩いてみてください。3分で、あなたの受験戦略の解像度が一段上がります。評定が総合型選抜全体のどこに位置づくかは、基礎の記事で確認できます。
代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

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