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出願準備

総合型選抜の出願書類まとめ|種類・準備の順番・チェックリスト

総合型選抜の対策というと志望理由書ばかりが注目されますが、出願時に用意する書類はそれだけではありません。しかも、自分で書く書類、高校に依頼する書類、外部機関から取り寄せる書類が混在していて、それぞれ準備にかかる時間が違います。この記事では、出願書類の全体像を整理し、準備の順番と、提出前の最終チェックリストをまとめます。

この記事の要点
  • 書類には、自分で書くもの・高校が発行するもの・外部から取り寄せるものの3種類がある
  • 高校発行の調査書や推薦書は依頼から発行まで時間がかかる。夏休み前後には動き出す
  • 提出前チェックの最重要項目は、設問への対応・指定字数・誤字、そして提出方法と期日

出願書類の全体像。3つの発行元で整理する

総合型選抜で求められる書類は大学によって異なりますが、発行元で分けると管理がぐっと楽になります。

発行元主な書類準備のポイント
自分で書く志望理由書、自己推薦書、活動報告書、課題レポート、学修計画書など時間がかかる本丸。書いては直すの往復を見込んで、夏の間に仕上げる
高校が発行する調査書、(求められる場合)推薦書依頼から発行まで数週間かかることも。先生の夏休みも考慮し、早めに依頼する
外部から取り寄せる英語外部検定のスコア証明、資格の合格証明など発行申請に日数がかかるものがある。原本指定かコピー可かも要確認

見落とされがちなのは、自分でコントロールできない書類ほど、早く動く必要があるという点です。志望理由書は徹夜すれば進みますが、調査書の発行は高校の事務スケジュール次第。出願期間の直前に依頼が集中すると、発行が間に合わないリスクすらあります。

それぞれの書類で、大学は何を見ているか

1
志望理由書・自己推薦書
選考の中心。役割の違いと書き方は志望理由書の記事自己推薦書の記事で詳しく解説しています。
2
活動報告書
高校時代の活動を一覧化する書類。ここでの鉄則は、羅列より深掘りです。10個の活動を1行ずつ並べるより、核になる2〜3個について、動機と行動と学びまで書く方が伝わります。素材の掘り起こし方は実績の記事へ。
3
調査書
高校が作成する、成績と学校生活の公式記録。評定平均(計算方法はこちら)はここに記載されます。自分では書けない書類ですが、内容は高1からの日常で作られています。
4
課題レポート・学修計画書など大学独自の書類
大学によっては、指定図書の読書レポートや、入学後の学修計画を求めることがあります。募集要項が公開されたら、独自書類の有無を最初に確認してください。想定外の課題が直前に見つかるのが、一番苦しいパターンです。
指導現場の視点
書類一式を並べて最後に確認するのは、全体がひとりの人間として一貫しているかです。志望理由書では探究心をアピールしているのに、活動報告書には関連する行動が一つもない。こうしたズレは、一枚ずつ見ていると気づけません。面接官は全書類を突き合わせて読みます。提出前に、必ず全書類を机に並べて、初めて読む人の目で通し読みしてください。この30分が、書類間の矛盾という、もったいない失点を防ぎます。

準備の順番。夏を境に段取りする

募集要項の公開後、すぐ
必要書類の一覧表を自分で作る
大学ごとに、書類名・発行元・提出形式(Web/郵送・原本/コピー)・期日を一覧化。この表が出願管理の司令塔になります
夏休み前〜夏
高校への依頼と、自分で書く書類の執筆
調査書・推薦書の依頼はこの時期に。自分の書類は、第三者の添削を挟みながら往復させます
8月末
全書類の仮完成
9月の出願開始に対して、8月末に一式揃っている状態が理想。直前の1週間は、確認と手続きのために空けておきます
出願期間
余裕を持って提出
Web出願はシステム混雑や入力ミス、郵送は消印・必着の別に注意。締切当日の提出は避けてください

提出前の最終チェックリスト

  • 設問に答えているか 設問文が求める要素すべてに触れているか、書き出しに戻って確認
  • 指定字数の9割以上を使えているか 字数の大幅な不足は、それだけで熱意を疑われます
  • 誤字脱字・大学名の誤り 特に複数校に出願する場合、他大学の名前が残っていないか。学部名・学科名の正式名称も確認
  • 書類間の一貫性 全書類を並べて通し読みしたか
  • 提出形式と期日 Web/郵送、原本/コピー、消印有効/必着。形式の不備は内容以前の失格要因です
  • 写真・署名・受験料の払込 書類本体以外の付随物こそ、直前に慌てる定番。一覧表で管理を
  • コピーを手元に残したか 提出した書類は、面接対策の教科書になります。必ず控えを取ってください
指導現場の視点
最後の項目は特に強調させてください。面接は書類の内容を前提に進むので、自分が何を書いたかを正確に覚えていることが、面接対策の出発点です。ところが、提出の達成感で書類の控えを見返さないまま面接を迎える受験生が、毎年必ずいます。提出した瞬間に、書類はあなたの手を離れて、面接官の質問リストに変わる。控えを読み込むことが、面接練習の第一歩です。出願から選考までの全体の流れは、総合型選抜の基礎の記事で確認してください。
代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

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