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面接対策

集団面接(グループ面接)の対策|隣の受験生と比べられる場での立ち回り

面接会場に入ると、椅子が3つ並んでいた。集団面接(グループ面接)は、複数の受験生が同時に受ける形式です。個人面接と何が違い、何に気をつけるべきか。実は、話していない時間の振る舞いと、同じ質問に後から答える場面にこそ、この形式特有の分かれ目があります。この記事で、集団面接の立ち回りを整理します。

この記事の要点
  • 集団面接は持ち時間が短い。答えは個人面接より一段コンパクトに設計する
  • 評価は話している時間だけでなく、他の人の話を聞く姿勢にも及んでいる
  • 同じ質問で前の人と答えが被っても、慌てない。自分の経験で語れば、内容は被らない

個人面接との違い。時間と、視線

集団面接(受験生複数×面接官)は、グループディスカッション(GDの記事)とは別物です。GDは受験生同士が議論しますが、集団面接は、面接官との一問一答を、複数人が順番に行う形式。個人面接との違いは主に2つです。

第一に、一人あたりの持ち時間が短い。3人で30分なら、あなたが話せるのは実質10分弱。個人面接の感覚で長く話すと、それだけで場の時間配分を乱す人になります。答えは、結論+根拠を1分以内、を基本に、個人面接より一段コンパクトに。第二に、話していない時間も見られている。他の受験生が話している間のあなたの姿も、面接官の視界に入り続けています。

話していない時間の振る舞い

振る舞い面接官からの見え方
NG次の自分の答えを考えて、うつむく他者への無関心。協働の姿勢(多くの大学が求める資質)への疑問符
NG他の人の話に無反応・無表情同上。緊張のせいでも、印象としては同じに映る
OK話している人の方へ軽く体を向け、聞く人の話を聞ける人。それだけで、集団の中での振る舞いの証明になる

難しいテクニックは要りません。話している人の話を、実際に聞く。それだけです。演技で聞くふりをする必要はなく、本当に聞いていれば、姿勢は自然についてきます。そして実際に聞いておくことが、次の項の武器になります。

同じ質問に、後から答える技術

集団面接の名物が、同じ質問が順番に回ってくる場面です。高校で力を入れたことは? 前の人が部活の話をした。自分も部活の話を用意していた。ここで慌てる受験生が多いのですが、慌てる必要はありません。

1
テーマの被りは、問題ではない
部活の話が被っても、あなたの部活での課題・思考・行動(自己PRの記事の構成)は、前の人と被りようがありません。評価されるのは題材の珍しさではなく、経験の掘りの深さです。用意した話を、堂々と自分の言葉で。
2
無理に変えない
被りを避けようと、その場で用意していない話に切り替えるのが、一番の悪手です。深掘りに耐えない即席の話は、次の質問で崩れます。
3
聞いていたことを、さりげなく活かす
余裕があれば、◯◯さんのお話にもありましたが、と一言添えてから自分の話に入る。他者の話を聞いていた証明になり、場への貢献としても映ります。無理に使う必要はありませんが、持っておくと落ち着ける札です。
指導現場の視点
集団面接の模擬練習で毎回起きるのが、他の受験生が立派に見える現象です。隣の人の実績がすごく聞こえ、自分の話が急に色あせて感じて、声が小さくなる。伝えたいのは、面接官は受験生同士を実績の大きさで順位づけしているわけではない、ということです。見ているのは、それぞれがアドミッションポリシーに適合するか(ポリシーの記事)。隣は競争相手というより、たまたま同じ部屋にいる、別の物語の主人公です。あなたはあなたの物語を、いつも通りの解像度で話せばいい。

入退室と、細かな作法

複数人での入退室は、順番と流れだけ頭に入れておけば十分です。先頭の人がノックし、順に入室、最後の人がドアを閉める。着席・退室も面接官の指示に従えば減点はありません。作法の考え方はマナーの記事の通り、完璧さより、不安を消して中身に集中できる状態づくりです。挙手制(答えたい人から)の質問が出る場合もあります。毎回一番手である必要はありませんが、一度も自分から手を挙げないのは避けたい。最初の挙手制の質問で一度手を挙げておくと、心理的にも楽になります。

指導現場の視点
集団面接が苦手という生徒の多くは、実は面接が苦手なのではなく、比較される場が苦手なのだと思います。その感覚は自然なものです。ただ、思い出してほしいのは、この形式は大学側の運営効率のための形式であって、受験生同士を戦わせる競技ではないということ。あなたの仕事は隣に勝つことではなく、いつもの自分の話を、いつもの深さですること。練習は個人面接の準備(面接の記事)がそのまま使えて、追加で要るのは、答えを1分に畳む練習と、聞く姿勢だけです。

まとめ

集団面接は、コンパクトな答え、聞く姿勢、被りに動じない胆力の3点で立ち回る形式です。中身の準備は個人面接と共通。面接の記事緊張対策の記事を土台に、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

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