読書を総合型選抜に活かす方法|冊数を誇らず、一冊を武器にする
面接で、最近読んだ本は?と聞かれる。志望理由書に、◯◯という本に影響を受けた、と書く。読書は総合型選抜の随所に顔を出しますが、読んでいる事実だけでは武器になりません。この記事では、読書を書類と面接で機能させる使い方、志望分野の本の選び方、そして読みっぱなしを防ぐ小さな技術を解説します。
- 評価されるのは読んだ冊数ではなく、一冊から問いを立て、自分の考えを動かした形跡
- 志望分野の入門書・新書2〜3冊は、書類・小論文・面接のすべてに効く最小の教養投資
- 読んだら3行メモ(要点・引っかかり・自分への接続)。これだけで読書が素材に変わる
読書が評価される場面と、されない場面
まず構造の確認から。読書は月10冊読みます、という量の申告は、ほぼ評価されません。文学・人文系の記事で書いた通り、100冊の読了リストより、1冊についての1つの問いの方が強い。これは文学部に限らない原則です。
読書が効くのは、次の3つの場面です。第一に、志望理由の裏付け。◯◯という本で△△という問題を知り、調べ始めた、という形で、関心の起点や深まりの証拠になる。第二に、小論文の材料庫。志望分野の本で仕入れた概念や事例は、答案の具体例になります(テーマの記事)。第三に、面接の定番質問への備え。最近読んだ本、影響を受けた本は、多くの面接で聞かれる質問です。
何を読むか。優先順位のある選び方
読みっぱなしを防ぐ、3行メモ
読んだ内容は、驚くほど揮発します。書類を書く段階で、あの本、何が書いてあったっけ、となるのを防ぐのが、読了直後の3行メモです。①要点(この本の主張を一文で)、②引っかかり(なるほど/本当か?と思った箇所を一つ)、③接続(自分の経験・志望とつながる点を一つ)。スマホのメモで、5分で終わります。
この3行が溜まっていくと、志望理由書の素材帳、小論文の具体例リスト、面接の想定回答が、同時にできあがっていきます。高1高2の記事で書いた月1メモの読書版として、習慣にしてください。
まとめ
読書は、冊数ではなく、一冊からの問いと変化で評価されます。志望分野の入門書2〜3冊を、3行メモとともに。書類への落とし込みは志望理由書の記事、課題図書型の選考はレポートの記事、総合型選抜の全体像は基礎の記事で確認してください。