灯志舎とうししゃオンライン総合型選抜専門塾

灯志舎ブログ

制度・基礎知識

総合型選抜、秋からでも間に合う?2期・3期日程という選択肢

高3の秋、総合型選抜という選択肢に今さら気づいた。もう間に合わないのか。結論から言うと、大学によっては間に合います。総合型選抜の出願は9月に始まりますが、そこで終わるわけではなく、2期・3期と複数回の日程を設けて、年明けまで出願を受け付ける大学もあるからです。この記事では、秋以降の日程の探し方と、短期決戦の戦い方を解説します。

この記事の要点
  • 総合型選抜には2期・3期など複数日程の大学があり、秋以降も出願の扉は残っている
  • 短期決戦の優先順位は、日程調査→自己分析→書類。リサーチを削ってはいけない
  • ただし急ごしらえの弱点は自覚する。一般入試の学習を並行し、来年度も視野に入れる

まず事実。総合型選抜の扉は、9月で閉まらない

総合型選抜の出願開始は9月1日以降ですが、大学によっては、1期(9〜10月)、2期(11〜12月)、3期(年明け)と、複数回の出願機会を設けています。特に私立大学では、学校推薦型選抜の結果が出た後や、年明けにも出願できる日程が存在します。つまり、秋に気づいた人にとっての問いは、間に合うか、ではなく、どの大学の、どの日程なら間に合うかです。

探し方は地道ですが単純です。候補となる大学の入試ページで、総合型選抜の日程一覧を確認する。◯期、後期、Ⅱ期といった表記が手がかりです。募集人員は1期より少ないことが多く、選考内容も同じとは限らないので、要項の熟読は必須です。

短期決戦の優先順位

1
今日〜3日:日程と条件の調査
候補校の出願期間・選考日・出願条件(評定・検定・エントリー要否)を一覧化します。ここで、物理的に間に合う候補が確定します。エントリー制の記事で書いた、出願前の関門の有無も必ず確認を。
2
1週目:自己分析と志望の言語化
時間がなくても、ここは飛ばせません。書けないときの記事で書いた棚卸しを、集中的に。人に話しながらやると速い。
3
2〜3週目:リサーチと書類の往復
短期決戦で一番削られがちなのが大学リサーチですが、削ると、その大学でなければならない理由が書けず、書類が急ごしらえだと自白する内容になります。カリキュラム・シラバス・ポリシー(ポリシーの記事)は最短でも読み込む。書類は最低2往復の添削を(先生への頼り方の記事の要領で、事情を正直に伝えて協力を仰いでください)。
4
出願後:選考対策と一般の並走
出願後の記事の通り。特に短期組は、一般入試の学習を止めない原則が生命線です。
指導現場の視点
秋からの相談で、最初に確認するのは、なぜ今、総合型選抜なのかです。学力に不安があるから逃げ道として、という動機なら、正直に言って勧めません。急ごしらえの書類で挑む総合型は、決して楽な道ではないからです。一方、志望分野への関心がもともとあって、制度を知らなかっただけの人は、秋からでも十分戦えます。持っている経験と関心の在庫が、準備期間の短さを補うからです。間に合うかどうかは、残り日数ではなく、これまでの蓄積で決まります。

急ごしらえの弱点と、正直な向き合い方

短期決戦には、構造的な弱点があります。書類の往復回数が少ない。活動実績を今から作れない。面接練習の場数が積めない。これらは根性では埋まりません。だから、2つの現実的な設計を勧めます。

第一に、過去の経験の意味づけで勝負すること。実績の記事で書いた通り、実績は作るより掘る。短期組の書類の質は、掘りの深さだけで決まります。第二に、この挑戦を、来年度への布石としても位置づけること。仮に今回不合格でも、作った自己分析と書類は、既卒での再挑戦や一般入試後の学びに、そのまま資産として残ります。秋からの挑戦は、失うものが少なく、得るものが多い挑戦です。その非対称性を、落ち着いて使ってください。

指導現場の視点
締切が近い受験生ほど、書類の完成度に不安を残したまま出すことになります。そこで最後に伝えるのは、面接で補えるものは多い、という事実です。書類は提出時点で固定されますが、面接はその後も成長できる。出願から選考日までの数週間で、書類に書いた経験をさらに掘り、リサーチを深めれば、書類の1.5倍の自分で面接に立てます。短期決戦の本当の勝負所は、書類提出の前ではなく、後にあります。

まとめ

秋からの総合型選抜は、2期・3期日程を探すところから始まり、掘りの深さで戦う短期決戦です。日程調査、集中棚卸し、リサーチを削らない書類づくり、一般との並走。制度の基本は基礎の記事、間に合わなかった場合の道は不合格後の記事で確認してください。

代表講師 川崎
灯志舎 代表講師
川崎

総合型選抜の個別指導に携わりながら、将来のありたい姿から逆算する「ライフ・ナビゲーション」を軸に指導しています。

まずは無料相談で、今の状況を聞かせてください。

将来やりたいことが、まだ何もなくても大丈夫です。

無料相談を申し込む

← ブログ一覧に戻る