高卒認定から総合型選抜に挑む|出願資格・調査書の代わり・戦い方
高校を中退して高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)を取った、あるいはこれから取る。その立場から総合型選抜に挑めるのか。結論から言うと、多くの大学で挑戦できます。ただし、調査書が出せないなど、高校在籍者とは違う実務がいくつかあります。この記事では、高認からの総合型選抜の出願資格、書類の実務、そして経歴の語り方を解説します。
- 高卒認定の合格(見込み含む)で、大学の出願資格は基本的に得られる。個別の要件は募集要項で確認
- 調査書の代わりに、高認の合格(見込)成績証明書などを提出する。高校在籍歴があれば在籍分の調査書を求められる場合も
- 経歴の空白は、隠すのではなく、事実→転機→現在の型で淡々と語れば素材になる
出願資格。高認で、大学受験の扉は開く
高卒認定は、高校卒業と同等以上の学力を認定する国の試験で、合格すれば大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。総合型選抜も例外ではなく、出願資格に、高等学校卒業程度認定試験合格者(見込み者を含む)といった記載をする大学が多くあります。まずは志望校の募集要項の出願資格欄で、高認合格者への言及を確認してください。年齢要件(その年度に18歳に達する等)もあわせて確認を。
注意したいのは、既卒の記事と同じく、方式によって現役生相当を想定した要件がある場合や、エントリー・説明会参加の要件(エントリーの記事)があることです。不明点は大学の入試課に直接問い合わせるのが確実で、高認からの受験は珍しくないため、事務的に案内してもらえます。
書類の実務。調査書の代わりに何を出すか
| 高校在籍者 | 高認からの受験者 |
|---|---|
| 高校発行の調査書(調査書の記事) | 高認の合格成績証明書・合格(見込)証明書など。文部科学省へ発行申請する(日数がかかるため早めに) |
| 評定平均が算出される | 評定平均が存在しないため、評定基準のある方式は出願可否の確認が必要。高校在籍歴がある場合、在籍期間分の調査書の提出を求める大学もある |
経歴を、どう語るか
中退や空白の期間をどう扱うか。ここは通信制・不登校の記事で書いた原則がそのまま使えます。隠して不自然な空白を残すのでも、悲劇として過剰に語るのでもなく、事実→転機→現在の行動の順で淡々と。配分は過去1に対して現在と未来に9です。
高認という選択には、それ自体に語れる要素があります。学校という枠の外で、自分で学習を設計し、試験に合格した。これは自学自習の力と、進路を諦めなかった意思の証明です。さらに、高認取得後の時間をどう使ったか(学習、アルバイト、興味の深掘り)が、書類の現在を作ります。実績の記事の通り、実績は日常から掘り出せます。
まとめ
高認からの総合型選抜は、出願資格の確認、証明書の前倒し手配、そして言葉での勝負が柱です。評定がないぶん、書類と面接の作り込みに投資する。制度の全体像は基礎の記事、経歴の語り方は通信制・不登校の記事もあわせて参考にしてください。